性懲りも無く、Black Beauty。

あの音が忘れられなく、性懲りもなくブラック・ビューティ (SPRAGUE Black Beauty)を使いました!。

前回、絶縁破壊トラブルを起こして痛い目に遭ったにも係わらず、敢えて使うには、それなりの理由があります。その音質が魅力的なのです。

 

実は、あの事故以前に6C33Cアンプのカップリング・コンデンサに使おうと思い、購入した(オクで落とした)1.0uF/400Vが有ったのです。ボディが大きいです。重量もあります。

 

昨日までは、この時期にしては暑く異常な気候だったのですが、これからは、徐々に涼しくなり、そろそろFOXBAT 6C33Cの出番かなと思い改造に挑みました。

この6C33Cアンプは、とにかく発熱が半端なく大きいため、夏場の使用は厳しく、冬場専用としています。

 

まず、このBlackBeautyを使うにあたり、前回の教訓を生かし、事前に確認出来る事は一通り実施しました。

漏れ電流、絶縁性、容量チェック。

・容量チェック : テスターで確認。0.99uFで容量抜けは問題なさそうです。

・漏れ電流、絶縁性:テスターでの簡易チェック。抵抗無限大。

因みに、テスターは世界No.1、信頼のFLUKE製を使っています。これ一台あれば便利です。

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しかしながら、この確認だけでは不充分です。

実際に使用する電圧或いは耐圧近くの電圧を印加して、漏れ電流を確認する必要が有ります。

私は、アンプのB電圧320VとGND間に、470kΩ抵抗をコンデンサと直列に介して接続し、この抵抗の両端の電圧をモニターしました。

例えば、抵抗の両端に47Vが現れたら、47V/470kΩ=0.1mAの漏れ電流が発生した事になります。この時の絶縁抵抗は(320-47)/0.0001=2.73(MΩ)となります。

実際の確認結果は、0.044V~0.15V位だったので、問題なさそうです。

この僅かな漏れ、変動は、B電源のリップル等のDC電圧変動によるものと思われます。

約1時間通電くらいのモニターだったのですが、もっと長時間、さらに温度も掛けた方がより安心でしょう。 

とりあえず、初期確認では問題なさそうと言う事が確認できましたので、本来の使用場所に実装します。

使用箇所は、前段のプレート電圧と出力段グリッド間のカップリングとなるので、320V-(-50V)=370Vで、確認時の電圧より若干高いですが、まあ近似的に良しとしましょう。

出力管6C33Cソケット(白)の近くです。存在感があります。

  

音質は流石ですね、思った通りの音です。満足です!!! 音に元気が有り前に出てきます。

低音の押し出し感もバッチリ、音抜けも良くスカッと透き通った感じです。特に高域が綺麗に抜けてきます。音楽が生き生きとして弾み躍動感があります。

今でもBlackBeautyを探し求める人がいるのも頷けます。好きな人は嵌るでしょう。

このコンデンサーでなくては出せない音だと思います。

 

しかし、このコンデンサは、WestCapやVITAMIN Qなどの様にハーメチック・シールでは無く、樹脂モールドのため、湿度に弱く、経時変化で絶縁不良を起こす可能性をある事を覚悟して使わなくてはなりません。

今は、監視しながら使用しています。(汗;)

 

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