新兵器3Dプリンタ他

 

今晩は。今日は久しぶりにプチ・ファクトリーツアーです。

先日、新しいデザイン(写真↑)のスピーカー・キャビネットを始める旨お話ししましたね。四角い箱は簡単なのですが、曲面が入ってくると、急に難易度が高くなります。今回は、冶具を工夫して、スムースな製作環境を整えたいと考えております。

特に必要なものには、カーブ側板のために薄板を曲げながら積層接着する専用のプレス型や、カーブ側板の段付き加工のためのルーターガイド、曲面ボディの部品を正確に位置決めして組み立てるための固定冶具等があります。

そこで、正確で便利な冶具製作に役立つのが大型の3Dプリンターです。

小型の3Dプリンターは既に持っていたのですが、一品物に近いモノづくりが増えてきたので、製品用の樹脂部品等、少し大きい物にも楽に対応出来るようにしたいという事と、上記の生産設備用の大型冶具の製作のために2周り大きな3Dプリンターを増設する事にしました。

例えば、穴開け用のルーターガイド(写真↑)などは、3次元CADでチョイチョイ♪と作画して、寝る前に3Dプリンターをセットすれば、次の日の作業に使えます。取っ手までついた売り物の様な専用品が簡単に作れるので大助かりです。3次元CADで描いた複雑な形状でも正確に製作出来ます。

もう一つの新兵器は”定盤”(写真↑)です。機械工場の品管や加工現場の人でないとあまり見る事が無い物ですね。ミクロンオーダーで真っ平らな鉄の厚板で、正確な組み立てや測定のための台として使います。とにかく重くて扱いが大変なので、狭いわが社では小型サイズの物にしました。これ(A3サイズ程度)でも25Kgもあります。

この台を使って冶具の真直を正確に組み立てます。木製テーブルの平面度というのは酷くてあてにならないのです。

閑話休題

3Dプリンターの信頼性は大変良くなりましたし、安くなりました。当初日本でも3Dプリンターの開発を後押しする話があった模様ですが、小規模のFDM方式については今やアメリカ製や中国製など海外製品が中心です。悲しいかな日本の産業の空洞化を実感してしまいます。

転じて、現在世界の新エネルギーの主流は風力発電になっているそうですが、某国では古株の原発産業の保護に固執するがために、風力発電機の技術開発は立ち遅れ、もはや(新規産業振興としては)取り返しがつかない状態ではないでしょうか。まったく老害が甚だしい深刻な状況です。

しかし、私が若い頃には想像もつかなかった高度なモノ作りが、デスクトップで実現する時代にもなりました。若い方々には是非新しい発想でモノ作りに励んでいただきたいと思います。私も微力ながら頑張っておりますので。(^^

 

 

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