課題を徹底的にやる?

月末なので来月の支払いでティケットを一枚買った。一月の演奏会で都合がつくかどうかは分からない。出来ればスキーと組み合わせたい。初めてのパーヴォ・ヤルヴィ指揮の会である。プログラムがなかなか良くて、流石に世界中で常任指揮者を務める音楽家のプロデューサー手腕である。きっと移動の飛行機の中では指揮する楽譜の傍ら出版屋さんからのニュースレターを読んでいるのだと思う。但し室内管弦楽団での成功に対して、故郷エストニアでの管弦楽団の放送を聞いて、勿論その超一流楽団をビルディングするシャイ―とは異なるが、通常の意味でのオーケストラトレーナーではないと分かった。寧ろ病身の冠十字勲章指揮者ヤンソンスの方が通常の意味での剛腕トレーナーだろう。

ミュンヘンの次期音楽監督の評判もあった指揮者パパーノがインタヴューに答えて、その経緯を語っている。「ミュンヘンの劇場の座付き楽団もそのペトレンコの指揮もファンであってとても素晴らしい」と思っていたが、コヴェントガーデンでの後継者が下りたことから居残ることにしたとある。一体誰が候補だったのかは知らないが、これは初耳だ。そもそも交響楽団のポストに就きたいとあったが、一流からのオファーが無かったのだろうか?その情報の齟齬などを知るとそのよう勘ぐりたくなる。あまり単刀直入にものを言う人でなく腹芸をする性格の人なのだろう。

就寝前に今度はラズベリーパイを弄った。温度計記録のために一部を書き換えてから、自動的にネットインしなくなっていたので、それを一度直してから、ミニノートブックの書き換えなどの参考にするつもりで、また同じようにイヤフォーンとの接続を試してみた。やはり駄目だった。新型ブルーテュースしか使えないようだ。結局Mint19でプログラムを書き換えようとすると小さなプログラムをスクリプトとして書き加えないといけないようだ。ラズベリーとは制御しているハードの複雑さも違うので当然なのかもしれない。そもそもラズベリーパイのWlan0がワイン蔵の中で自動的に読み込まれないないようにしたのでこういう風になったのだが、それを書き換えるのに大変苦労をする。etc-network-interfacesと開けて行って、僅か二行の書き換えが中々出来ないので腹立たしかった。

理由はvimと称するプログラムエディターのコマンドがあまりにも非直観的で、ちょっとした修正も儘ならない。プログラマーに尋ねるとやはりコツがいるようでそのシステムの大枠を理論的に理解して操作しないといけないという事になった。なんでもないことでもやはりプロフェッショナルは違うようだ。もう一つのnanoの方が直感的にキーボードを動かせるのだが、LINUXをもう少し動かそうと思えばやはり習得しておかないといけないらしい。

新しいシステムでオーダシティの音源も聞いている。蘇るほどによくなったのはそれ以前に使っていたシステムで録音したWAVファイルの数々で、WINで人気のフーバー2000を使って再生しているのと大分異なり音質が格段に良くなった。つまりミュンヘンでのアカデミーコンツェルトでの放送の数々で、録音ソフトの関係かステレオ感も弱くそれどころか右に偏るような音像だったのが広がって深くなり尚且つ定位感と音色が出てきた。本当にあの大劇場に座っているような音になって来た。それで先ず2016年の欧州ツアープログラムの録音を聴いた。映像も「ロンターノ」以外は所持しているのだが、二曲目の「四つの最後の歌」も合わせて本当に素晴らしい。当時もとても評価が高かったが、ディアナ・ダマローの歌は改めて聞くと、シュヴァルツコップのそれとは大分違っていて、やはり言葉の細やかさと明確さで抜きに出ていて、センチメンタリズムを排したペトレンコ指揮の座付き楽団ととても相性が良い。その音楽的な美しさや正確さはセル指揮の録音とは比較にならないほどの美の極致だ。そして最後のチャイコフスキー五番の交響曲も素晴らしい。当時はボンでの実演との差を知っていたので充分に楽しめなかったが、全体のプログラムとしてとてもいい出来だった。

その交響曲は来年再び少なくとも三回はペトレンコ指揮べルリナーフィルハーモニカーで聞くことになるが、一体なぜまたこの交響曲なのかとどうしても考える。「悲愴」ともまた今年のプログラムと比較してもあまり管弦楽団への課題が少な過ぎるからだ。しかしこの座付き管弦楽団の演奏を聴くと何かヒントが聞こえてきた。やはり2020年はバーデンバーデンで「オネーギン」ぐらいをやるのだろうかとも思った。フルトヴェングラーからカラヤンを通してのドイツ発音のチャイコフスキーを徹底的に矯正していくのではなかろうか。因みに来年の売れていない方の会はこのところのシェーンベルク協奏曲のミュンヘンでの評判で徐々に売れてきた。最終的には完売に近くなると思う。

参照:
弁証法的な辛い生活 2016-12-10 | テクニック
解決そしてまた次の課題 2016-12-10 | テクニック
九月の四つの最後の響き 2016-09-23 | 音<!–

–>

引用元はこちらです。記事に関するご質問は引用元へお問い合わせください。https://blog.goo.ne.jp/pfaelzerwein/e/981659d5e4d2d53f83e0c3517cfb2903