604-8Gのインパルス応答のFFTの正・逆相特性

 現状の使用条件である604-8Gのネットワーク(NW)のLF側の改造版のレベルを把握する為にインパルス応答のFFTでどの程度の特性なのかを測定してみました。 1/2赤字追加

 ■1)インパルス応答のFFT
 これは前に説明しましたが、通常のFFTはサインスイープなら少なくとも10秒レベルのスイープが必要なので過渡応答的なスペクトルは見れません。My Speakerはそういうモードだと思いますがWaveSpectraは瞬時応答が取れるので、WaveGeneでインパルスを出した瞬間のFFTを採れます。WaveGeneのパルスは、50μS位のパルス巾なのでその間のFFTが取れます。理想的な巾のないパルスが出れば、FFTは時間特性をフーリエ変換を使って周波数特性に変換しますので、周波数に拠らず一定値になりますが、50μS位のパルス巾でも、パルス周期を10Hzまで低めることで20KHzまでなら一定値にできます。これは前にオシロで実験して出したのをアップしました。

 ■2)実験風景
 これは以下。

 マイクを604-8Gの同軸ツイータのマルチセルラホーンの前10cmの距離に置いて超ニアー・フィールドで音を採っていますので無響室に近い特性が採れます。
 ネットワークは、ノーマルのLF(21μF単体)に戻すときは、以下のように追加で直列につけた薄い紫色の電解コンを黒のワニ口クリップのケーブルでショートしました。

 
 ■3)インパルス応答のFFT結果
 これは以下。赤線はピークホールド、緑線は瞬時波形ですが、何回もトライして重なるタイミングを探しました。低域はタイミングによって①④のように重ならない場合もあります。パルスはエネルギーが小さいので、このFFTのレベルを確保すのにPCのヴォリュームをMaxにしています。

 ①は、ネットワーク(NW)がノーマルのままで同相、②はNW改造版(21μFに49μFを直列)で同相、③はネットワーク(NW)がノーマルのままで逆相、②はNW改造版(21μFに49μFを直列)で逆相です。
 ①は通常のスイープのFFTでも出ていましたように赤〇の1.8KHzにディップがあります。②のNWのLF改造版は赤〇のところのディップが僅かにありますが、改善されています。
 ③は逆相でノーマルNWですが、赤〇の1.8KHzのディップはありませんが青〇で示した2.2KHz辺りに少しディップがあります。④のNWのLF改造版の逆相では、2KHzにディップが移動していますのでLF側NWのC容量を減らすことでLF側のクロス周波数を高めにシフトしたと考えられます。移動は周波数で1.8KHz⇒2KHzで0.2KHz位でしょうか。
 これがLTspiceか何かでシュミレートできれば納得できるのですが、現状はできません。
 ■4)My SpeakerのサインスイープのFFT結果
 これは以下。

 ⑰は、NWノーマルでHF正相接続で1.8KHzのディップが見られます。⑱がHF逆相接続ですが、これでも2KHzの僅かなディップが見えます。⑲がNW改造版ですが、やはり2KHzのディップがあります。⑳は、低音の2231Aと高音の2405を加えて、聴取位置にマイクを置いたものですが、結構フラットで良い形をしていて音もそれなりに良かったです。しかしリミッタ効果で今のところは不使用ですが又使うかもしれません。⇒11/30 リミッタ効果を見直して、逆相に変更した。<!–

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