604-8HのネットワークのLTspiceによる電気的クロスオーバー推定(改定)

 ALTECの天才エンジニアと言われたビル・ハニャック氏らがアルニコ版の完成形また過去最高の音だという認識を持っていた606-8Hのネットワークも見てみたいと思います。今回もウーハーとツイータとのレベル合わせ後を見たいので、アッテネータは省きました。青字改訂11/2赤字訂正追加
尚、改訂版では、LFとHFの合成出力を出してみました。(11/12)

 ■1)LTspiceの結果 (3Way仕様はややこしいので、2Way仕様でシュミレート)
 これは以下です。ウーハー(LF)はR2、ツイータ(HF)はR1です。

 これで見ると、クロスオーバー周波数は交点と見て1.3KHz辺りにあります。604Eの1.3KHzとほぼ同じ、604-8Gより低めで繋いでいることから、1.3KHzのマルチセルラの共振ディップを消すためには不十分と思いますが、マンタレーではOKということでしょうか。LF側は回路は2次ですが、5KHz~10KHzの間で見てその通り12db/Oct位で落ちています。HF側は回路は3次ですが、10Hz~20Hzで見てこれもその通り18db/Oct位で落ちています。両方単体と同じ減衰量です。これは前にも言いましたが並列型NWの優位点です。
 クロスオーバー周波数では、ー5.6dbなのでこれについては妥当。位相・トポロジーはともかく、フラット帯域を1としてクロス点で0.5倍のー6db以上はないと合成して1にならないのでこの点では合格と言えます。
 LTspiceの軸を拡大して、数値精度をアップしました。クロスは、グラフ下に表示していますように、1.31KHzで、-5.6dbです。

【以下改定版追加箇所】
 【又今回改訂版で水色の線でLF+HFの合成出力を加えました。これの位相が水色の点線でこれがー180度になる所が反転する周波数で、1.48KHz になります。クロス1.3KHz(-1db)と離して反転周波数での音圧ディップを回避していると思います。ディップはクロスではなく、2.2KHz付近でー3.2dbです。】

 一度やってみたいとは思いますが、クロスの1.3KHzが共振ディップ1.3KHzと同じですので共振対策をやった後でないと厳しい。

 上の⑭のネットワークを外した同軸ツイータを1.3KHzでクロスすると上手くいけば繋がるかもしれませんが、厳しいかもしれませんね。共振ディップの右スロープを使うなんて綱渡りも面白いかもしれませんが。<!–

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