JBL2231Aの低音の遅れ

 前回、604-8Gの低域の遅れを測定した。今回は、JBL4331Aに付いている2231Aの低音の遅れをインピーダンスカーブやトーンバースト波形から算出した。

 ■1)実験状況~トーンバースト波形観測~
 これは以下のように行った。先ずは、左側のユニットから

 マイクは、ユニットセンターの中心軸上で10cmの超ニアー・フィールド。次は、右側のユニットの測定状況

 ■2)最低共振周数f0cの遅延時間
 前回紹介のブログ~サブウーファーの音の遅れを測る2~によりますと、スピーカーの遅れは、最低共振周数f0c、バスレフポートの共鳴周波数fdのピークのところで大きくなるということで、先ずは、f0cから算出しました。

 この③から左側を、④から右側を出しました。上記ブログの説明を引用させて頂き、下記のように算出。尚、ζmが0.1を超えると誤差が大きくなるとのことですので、以下は前回の8Gより誤差は少ない。

 これより2231Aの左側のf0cの遅延は、3.8ms、右側のf0cの遅延は、5.1msとなります。これは当方が前回計った604-8Gの3.6ms~2.5msと比べると、少し悪くなっていますが周波数が62Hz⇒46Hzに下がっているのでこんなものでしょう。しかし上記ブログのパイオニアHTP-S333付属 (16cm)の5.5ms(101Hz)と比べると短い。

 ■3)バスレフポートの共鳴周波数fdの遅延時間
 これは、前回紹介ブログの~サブウーファーの音の遅れを測る1~によりますと、トーンバーストの包絡線から算出できるようです。

先ずは②の右側は、fd=13Hzの時、立上り 38ms、立下り 38msとなります。④の左側は、fd=13Hzの時、立上り 36ms、立下り 38msとなり、f0c同様左側が若干良い。尚、①の包絡線からも遅延が算出できるのでやってみたら、14msになりましたが、■2)のインピーダンスからは5.1msとなりました。この差は?です。
 こちらも604-8Gの立上り19~25ms、立下り15msと比べると大幅に悪いですが、fdが何せ13Hzですから大目に見ましょう。この音は唸りと言うか、洞窟の奥でティラノサウルスがうめいていると言うか、ズッと聴いていると低周波騒音で精神を痛める音です。
 尚、fdのトーンバーストの最初と最後に2倍の高調波が出ていますがf0cでは見られません。604-8Gでもfdでのみ出ているのでこれはバスレフ共鳴起因で出ていると思います。これをカットしようとしてチャンデバで最低の44Hz設定(実質70HzでLPF)でカットしてみましたが、波高が1/2になる程度でカットできません。~26Hzなので20Hz位でLPFできないと切れないと思います。<!–

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