604-8GのNWの逆相接続への再変更

 前にも少し話はしたのですが、10/7にNWの逆相評価をして逆相に暫らくしていたが、リミッタ効果の情報で正相の改造版に戻した。その後、時々逆相で聴いていたのですが、やはり逆相の方が音が良いので11/30に逆相に戻しました。12/19赤字追記&訂正

 ■1)聴感上の感想
 これは個人の感じ方なので、人によって違うとは思うのですが、私の耳では逆相の方が、ヴォーカルにしても楽器演奏にしても音に艶が出るし、特に違うのは躍動感が勝ると思う。ヴォーカルは、主にナタリー・コールを聴いていましたが、彼女の甲高いクリスタルヴォイスが艶やかに聴こえます。ミスティの山本剛のピアノにしても高音の響きがビビルことなくクリアーになります。シンバルやスネアーの音も切れるし、ベースは、特に3曲目の”イエスタデイズ”の冒頭のソロで判りますが重くならずしかも力強くド低音の音程もしっかりしてます。トレーンのテナーは艶やかに、ロリンズのは野太く。

 また、最近のTVは定位が非常に広く取っているシーンがありますが、それが非常にはっきりします。これは定在波の見直しでスピーカー位置を左側を10cm広げた効果もあるのでどちらが支配的かは?

 ■2)トーンバーストのリミット効果での見直し
 これで、慌てて正相の改造版に戻したわけですが、もう少し突っ込んで考えました。音楽の波形はパルスの連続なのでリミッタ効果での主張は連続した立ち上がりの場合はリミッタ効果でドンドン立ち上がりが遅れるというものです。しかし垂直パルスの立ち上がり成分には全ての周波数成分が含まれるのは、時間波形をフーリエ変換で周波数空間に変換した時の関数が整数倍の変数を持つ正弦波の無限級数の∑で表されることでも判ります。リミッタ効果が現れるのは、クロスの1.8KHz付近のみです。従って、立ち上がりに影響するとしても極一部ですのでこれが立ち上がり全体に利くとは思いません。また立ち上がり同様立下りも利くはずです。従って、立ち上がりと立下りの双方の和で優劣を評価すべきです。で以下のデータ

 クロスの1.8KHz付近でのみリミッタ効果は顕著でしたので、前に低音の遅延を評価した方法で立上りと立下りの遅延時間の合計をNWの逆相と正相(改造版)で比較しました。
  逆相:⑤より立上りの遅延=0.63ms、立下りの遅延=0.24ms
    立上り+立下り遅延合計=0.87ms
  
  正相:⑦より立上りの遅延=0.37ms、立下りの遅延=0.66ms
    立上り+立下り遅延合計=1.03ms

 これから、正相(改造版)より、逆相NWの方が遅延時間が短いことが判ります。

 ■3)トーンバーストでの位相での見直し
 これは前から思っていましたが、正相NWの場合は、同軸ツイータが逆相になります。

 上段が逆相で下段が正相で左がウーハー(500Hz)で右は同軸ツイータ(5000Hz)です。上段の逆相は、ウーハーでも同軸ツイータでも青〇で示すように+スタートです。しかし、下段の正相では、右の同軸ツイータでは赤〇のようにースタートで逆相になっています。これは良くないと思う。

 ■4)インパルス応答のオシロ
 これも右(R)側ですが一応見ています。(左(L)側も評価したが、同様なので省略)

 ①が正相の場合のインパルス応答のオシロ、②は逆相の場合です。①の最初の小さな+波がウーハーで次の鋭いパルスが同軸ツイータですが、-のパルスが主応答と思いますのでウーハー波とは逆です。②では同軸のパルスも+になっていると思います。できればタイムアライメントを合わせる意味でウーハー波を0.28ms位遅らしたい所です。デジタルのチャンデバではできるということですが、やりません。③は正相の場合の超ニアーでのFFTで、④は逆相の場合で、1.8KHzのディップが④で無くなっています。

 ■5)現状(12/12)でのFFT
 これは以下。

 ①はサブウーハー2231Aを外した状態で、20Hzレベルが10db落ちていますが、②で2231Aを加えると20Hzでもー5dbレベルになります。また低域から高域になるのに従って、5db位下がっていく理想的なスロープです。③は左側のみ駆動ですが、奥行きが右側に比べ深いという位置の関係で低域が少し落ちています。④の右側は書棚があって奥行きが狭いので低域も低下が少ない。③+④で②となりますが、上手く補間していますし200Hz以下の定在波等も7db以下に収まっています。
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