ALTEC 604シリーズネット散策 と現状の音特確認

 ALTEC 604シリーズは、同軸型の典型と言われており70年代にはレコーディングスタジオユースも多かったようで未だにファンも多い。当方は70Hz以下の低音はJBL2231A、10KHz以上はJBL2405を使っているが中間のベースの音は620A(604-8G)を使っている。ネット散策していたら興味深い記事があるので少し思いつくままに感想を残します。12/3青字追加12/20赤字追加 12/22緑字追加
 ■1)私と同じようなキャリアの方が同じような選択(LP2020+604)をされている例
 私は、R社という半導体の会社を57歳で早期退職してオーディオ趣味を復活させて、LP2020A+と604-8Gをメインに鳴らしています。この方は、アンプエンジニアを57歳で早期退職をされて、やはりAudioが生きがいでLP2020A+と604Eで鳴らしておられます。まあ、GとEは違いますが大筋は余りにも似ているので最初見たときは唖然としました。高域は、私はJBL2405でこの方は、CrossOver18kHz以上でのSuperTW的にRibonTWを追加していることですが、違いは仔細なことです。同じ組み合わせを選択されていることに嬉しく感じます。

 ブログタイトルは、”リタイヤ翁様のオーディオ特別講義”で”Z・特別講義19”[ 小信号の解説 ] に詳細がありますので興味ある方は、訪問ください。一部抜粋すると、

 ”遊びでLepai2020+を購入ALTEC604eに接続、聴いてみてビックリ、歪の無い、かつ分解能 の高いサウンドです。 即分解使用ICの確認を行い、電源の強化を試み音質改善、今だ現役です。
それまでは武末数馬氏に影響をうけ各種真空管Ampを作成していました。 直近は上條氏の超3結、野呂氏D-NFB Ampなどを作成使用しておりました。”

 ■2)シンパパの趣味の時間 
 この方のブログも散見していますが、興味深いです。特に604Eのマルチセルラホーンを外して円錐コーン状の自作ホーンに改造されているところなんかは真似てみたい気がするが私はそこまで根性が座っていませんので出来ません。604Eをズバ抜けてバランスが良い名器と仰っており当方も同感です。その中で気になる記述があるので少し抜粋します。

●2009年5月22日金曜日 Altec 604E 再考 自作ホーンの快感
”逆に最終機(現行機・・・GPA・・・復活したなんてホントニエライ)が繊細でバランスがよいとの噂もあります。(厳密に比較試聴していないので不明ですが・・・・・)でも、そこはかとなく漂う 厚い(熱い)雰囲気感のアル 音ならば 黄金期のアルニコで・・・なおかつ 球数豊富で 値頃感のある なおかつコーンが比較的軽い(m0 65g前後とか) TypeEが狙い目か”

●2017年10月2日月曜日アメリカ音響全盛期 ビンテージ品の楽しみ方
”604Eを入手してびっくりしたのは、そのコーン紙の軽さとダンパーの繊細さでした。特にダンパーはナイロンメッシュの薄いものに同心円のリブを付けた他のメーカーには見られないもので、いかに初動感度を高めるかに腐心した開発陣の熱意が感じられるものです。もし、程度の良い604Eに巡り会えたら、ぜひ入手していただいて、オリジナルのコーンとダンパーだけは交換しないことをお勧めします。
逆に新しいほうの604G以降は、ロックやブラック音楽全盛となりドロドロした低域、打ち込み系の時代で、JBLの4ウエイシステムや、その後のTADとの戦いになり、ジリ貧となっていた時期であるため、得意な中域の張り、情報量、2ウエイのバランスよりも、低域拡大を狙ってM0を増やしたモデルとなっており、高音ドライバーと中域の間の繋がりが悪化してしまったのが若干残念な感じでありました”

 上記を読むと、604Eはm0 65g前後と振動系が軽く初動感度を高めているのではズバ抜けてバランスが良いが、8G以降はm0が大きくなっていてドロドロした低域となる。

 しかし、エレクトリが40年前に出したエンクロージャー図面集には以下のように8Gはm0が59gとある。

 従って、604-8Gでm0が大きいことは無い。JBLの源流 名機D130でも60gですので59gは15インチでは最小と思います。15インチではm0=60gレベルが風のような低音が出る振動系重量と思います。59gより軽い(15インチでは殆ど無い)とf0が高くなるのと強度が保てなくなって分割振動が増える。逆に重いほうはf0は下がるが過渡応答が悪い重い低音になる。
 また、11/24にアップしているグラフの上段でもわかりますが、下段の2231Aに比べQs(Q=0.5で臨界制動)も0.23と異常に低く裾が広い共振インピーダンスを持っていることから604-8Gはオーバーダンピング・過制動であることが判ります。小出力の球のアンプで大音量を出すために磁力を強くして振動系を軽くした結果ですがLP2020A+には結構合っています。磁石を強力にすると、全インピーダンス中のサスペンションのインピーダンスが占める割合が相対的に低下するので、サスペンション歪みの占める割合も低下し、歪み全体が減るというメリットを享受できます。

 ■3)ALTEC LANSING Fan Site by ash 604 Forever
 ここは604シリーズのまとめが素晴らしいサイトです。特に”604Series”のページ最後の一覧表は、良くこれだけ集まったなと言う位感心します。

 ■4)現状の音特
 これは、以下です。

 ①は、通常聴取位置でのFFTです。ほぼフラットです。赤〇のディップは前にも説明したように部屋の影響です。マイク距離を10cmに短くして測定したら1KHz以下の定在波起因のディップは無くなります。
 ②は、「1/6octサイン :位相+高周波歪み測定」です。青〇で囲んだ位相回転は30Hz付近は2231Aのバスレフのポート反共振でその右の200Hz付近は①の赤〇に対応し部屋の影響と考えています。赤〇は1.8KHz位なのでクロス影響ですかね。緑の〇は高域の高調波歪です。③は通常聴取位置での残響です。0.2秒台ですので、狙い(Jazzのスモールコンボ)通りデッドです。50Hz~100Hzは0.9秒弱ですが、これはブーミーとは感じないレベルです。Jazzには理想的な残響特性(*1)です。④がサイン波の高調波歪です。⑤は90度回転させないと入らないので回転していますが、無音でそれを測定しそれでも高域が歪が出ていますので、④の高域歪はインバリッドだと思います。②の緑〇内もそうかもしれません。
 *1)SALogicのHPの残響時間の考え方を引用しますが、大体合致。③で250Hz~数KHzが盛り上がっていないのでフラッターエコーも無い。→これは床についてはカーペットが、壁・窓については、「厚手」と「薄手」更の2重のカーテンが効いています。 更に③で125Hz~250Hz付近の帯域(ミッドバス)の盛り上がりも無くブーミングも発生していません。横使いをしていることが100Hz以下の上昇とブーミングのないことに対し良いほうに作用しています。それにより音楽の躍動感が増加します。
   ルームチューニング徹底解明 □□ルームチューニングとは□□
 1)ブーミング帯域(125Hz~250Hz)の残響時間を、500Hz以上の帯域の平均残響時間より短くする。
 2)その上で100Hz以下の残響時間を急激に上昇させることができれば、音楽の躍動感も急上昇する。
 3)高音域の残響音は料理の調味料のようなもの、上昇傾向にすると音楽のクオリア(感覚質)が格段に向上する。

 (注:②については、以下のようにマイクを近づけないと位相回転が大きくなるとあるので上記はそのためかもしれません。
 位相回転はスピーカーとマイクの距離が離れるだけで大きくなります。このため、スピーカー本体の特性を知るためには、マイクは近づけて設置して下さい。)

 音については、ヴォーカル・スモールコンボ・オケ・ピアノ等個別楽器、何を聴いても自然なライブ感を感じます。まあ私の駄耳に感じるレベルではほぼ目標にタッチしています。<!–

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