メイドのメイちゃんが棒使い人形劇で紡ぐ、ひつじの執事室の2014年冬。

今年は、雪化粧した木々を背景に舞台装置のように吊るされたオブジェクトが画面を彩るちょっと不思議な演出となっている。切り替えが行われたのは日付が替わる午前0時からだが、朝の場面から順に確認していこう。
午前5時。
雪が静かに降り積もる中、執事服に身を包んだひつじのしつじくんが登場してきた。天井から吊るされて揺れているのは冬の白い太陽か。この構図、どこかで見たことがあると思ったら、ショッぷらっとでチェックインする時に使うstarポイントのタグだ。思わず下にスワイプして引っ張りたくなる。
画面の下からは棒が付いた雪だるまが飛び出してくる。舞台裏には誰か黒子がいるのだろうか。雪だるまは6時を回ると姿を消してしまったが、このあとお昼前に再登場する。
雪だるまと入れ替わるように7時台には船が、8時になるとハンバーガーが賑やかに画面を彩る。船はクリスマスにはサンタクロースを乗せたトナカイのソリに、お正月には宝船になり、ハンバーガーはクリスマスケーキや鏡餅に差し替えられるのではないかと妄想してしまうのはウォッチャーの悪い癖だ。
10時からは昼仕様。雪は止み、青空と太陽が顔を出した。防寒着に身を包んだメイドのメイちゃんと雪だるまにくるまったひつじのしつじくんが仲良く体を揺らしている。2人のお着替えは昨冬と全く同じもの、冬のお気に入りアイテムということか。
11時台に、朝6時台と同じ雪だるまが再登場する。
12時になると太陽に顔が付き、少し驚いたような表情になる。午後1時台と午後3時台は、10時台と同じで雪だるまも太陽の顔もナシだ。
なお、午後2時台には4年越しの偉大なる天丼「2時の虹」のダジャレが炸裂していることを謹んでご報告させていただきたい。こういうのは続けることが大切だ。
午後4時からは夕方バージョン。再び雪が降る中、オレンジの夕空の背景は破れてしまっているのかテープであからさまに補修してある。何かあったのだろうか?
夕日に向かって逆光の中スズメらしき鳥がパタパタと飛び回るが、クルッと裏返ると裏側は棒がテープで貼り付けてあるのが見える。今回、オブジェクトの多くはこうした演出がされている。あくまで棒使い人形劇の舞台であることを訴えているのかもしれない。
夜になって、三日月が星空に浮かぶ中、ひつじのしつじくんはあまりの寒さに震えっぱなしのご様子。執事室でここまで表情のついた演出は珍しい。マチキャラやしゃべってキャラで「泣く」動作があるが、それよりも大きなアクションとなっている。
執事室の様子としては1時間おきに雲が出たり消えたりするだけで、それ以外の変化はなさそうだ。
日付が変わると途端に慌ただしくなるのがここ最近の執事室。
さっきまで寒がっていた場所でひつじのしつじくんは立ったまま寝てしまったが、背景ではロケットが左右に飛んだり、上に飛び上がっていったりと賑やかだ。
午前2時台なると中央に謎の四角が現れた。見ていると、窓のように空が開きメイドのメイちゃんが顔を出した。すぐに隠れてしまうのだが「私が舞台裏にいますよ」というアピールかもしれない。しかし、時間も時間なのだし、寝たほうがいいですよ、と余計なお世話。
午前3時にはロケットと一緒に大きな流れ星が空を彩る。メイちゃんはまだ起きているようだ。
これで執事室の1日が1周したわけだが、釈然としないのが夕方のシーン。背景を補修せざるを得なかった理由が描かれているシーンはない。
…となれば、2014年夏ver.以降の「2日目は別ストーリー」の仕掛けがあるはずだ。
2日目の午後4時。
昨日は補修痕があった夕空の背景が、今日は美しいままだ。これは何かある!
午後5時。今日はスズメらしき鳥が登場しないなぁと思った瞬間、空が割れ始めた。
大きなメイドのメイちゃんが驚いた顔を見せたと思ったらサッと下に身を隠した。なるほど、そういうことか。
残ったのは夕空ではなく、夜の場面よりも暗い暗幕のような背景。何も気づかず、手を振り続けるひつじのしつじくんもまたシュールである。
なお、ひつじの執事室も雪景色にチェンジしているが、こちらは従前同1日の変化は描かれていない。iモード版のひつじの執事室を追いかけておられる同志・ひよさんのLET IT BE MY WAYによれば、iモード版では執事の学校が北極を舞台にした演出のようで何やら楽しそうな展開だ。
また、きせかえクローゼットでは、ひつじの執事室の夜バージョンと同じ背景が壁紙として提供されている。もっとも用意されているのは横1080x縦1920ピクセルのFullHDサイズまでで、GALAXY Note Edge SC-01GやARROWS NX F-02Gが搭載している横1440×縦2560ピクセルのWQHDサイズのディスプレイでは拡大表示される。
今回のひつじの執事室の企画は、率直に言って「ちょっと理解に時間がかかる」という印象。棒使い人形劇の設定だと思うのだが、それが読み取れるのは2日目の夕方に登場するメイちゃんくらいで、もう少し状況が分かる場面があってもよかったのではないだろうか。
また、ひつじの執事室はブラウザサイトを読み込み直してもうまく更新が反映されないことがある。ブラウザのキャッシュをクリアすると改善するので、サイト側が設定しているキャッシュの有効期限の問題なのかそれぞれのブラウザの仕様によるものなのか理由はよく分からないのだが、もし改善できるのであればありがたい。
さて、例年どおりであれば、このあとの執事室はクリスマス、お正月と短期間での模様替えが続く。この冬ver.をベースとした展開となるのか。それとも専用のデザインが用意されるのか注目したい。
【参考】
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2015年冬ver.ひつじの執事室は囲炉裏のある風景。え?2時の虹がない? (2015/12/10) - ひつじの執事室が2015年春ver.へ模様替え。丘の上の桜の木のもとで様々な事件が…。 (2015/3/23)
- ひつじの執事室の2014年クリスマス。華やかさと定番アイテムにニヤリ。 (2014/12/21)
- ひつじの執事室が2014年秋ver.に。5つのシーンでイベント満載の賑やかな展開。 (2014/9/20)
- ひつじの執事室が2013年冬版に模様替え。ドラマ仕立てにストーリーが展開される (2013/12/4)
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