もうひとつの5D3~そして30D引退

先日ついに生産完了品となり、いよいよ在庫僅少となったキヤノンのEOS5DマークⅢを
思い切って購入しました。個人的にはこれで同じ機種を2台所有することになりました。
同性能の機種を2台持つことに何か意味はあるのかと、自分自身に何度も問いかけての
購入でした。

そもそも長期間旅行の際に、トラブルなどに備えてメインに見劣りしない機体を
もう一台用意しておきたいという思いを持ち続けていて、機種選定を考え続けてきました。
候補となったのは、EOS5DマークⅣ、5Ds(R)、6Dなどでした。

5D4……5D3の正統後継機として、通常ならばこれが一番の候補であるべきなのですが、
あまりにも値段設定が高過ぎるなど、諸々マイナス要因があるなか、私にとっては
「バッテリーの持ちが悪い」のが一番のネックとなって、魅力の薄い製品になってしまいました。
山に数日入ったり、車中泊しながら旅行を続けたりする際には、バッテリーを充電する
条件が極めて厳しくなる場合が多いので、これは私としては見過ごせない欠陥なのです。

5Ds(R)……5D3の変則進化機種として面白い存在で、5000万画素はある種魅惑的。
こちらをメイン機種にしようかと何度も頭をよぎったのですが、やはり高価格なのと、カメラとしての
完成度がイマイチ低い気がして購入を見送り続けた経緯があります。

6D……軽量モデルだし、こちらを空中戦(山中泊)専用として、使い分けようとの案もありました。
ただし5D3とはメモリーカードなどで互換性がなく、私の場合、SDカードを新たに買い増す
必要があったのです。私としては現行、カードはCFをメインに使いたいんですね。また、5D系と
比べて、カメラの「品格」(ってのかな?)に明らかに差があって、ちょっとチャチすぎるのが
気になりました。それは軽量化を目指した結果でもあるので致し方ないところではありますがね。
もちろん、チャチなつくりが即内容(撮影性能)の悪さにつながるわけではなく、感覚的な問題、
フィーリングとでもいいますか、5D系と比較するとそう映ってしまうということです。カメラを
趣味としている以上、ある程度の品位は維持していたいという、これは私の勝手な基準ですね。

買おうとした直前、東京のHさんから6D2(6Dの後継機種)が近日中に発売されるとの
情報をいただき、これを吟味してからでも遅くないかなとも一瞬考えました。でもほぼ間違いなく
メディアはSDカードでしょうし、迷いだしたらキリがなくなるので、新型の詳細を知りうる前に
決断しました。

以上のように、各候補機種を消去法で落選させた結果、5D3をもう一台購入するとの
結論に至りました。細かい突っ込みどころはあれど、5D3は私としては非常に完成度の高い
まとまった製品だと評価していて、使用に関してはまったく過不足ありません。いずれ近い将来、
後継機の高画素数化がいよいよ進むと、現行の画素数(2200万画素)では物足らなくなって
いくのでしょうけど、現時点では特に問題なく使えています。5D3はバッテリーの持ちがいい
のが私には非常に魅力で、念のため常に予備に1個用意はしていても、数日間程度の使用で
予備に切り替えることはまずありません。さすがにバルブ撮影時にはバッテリーの消耗が早く、
ヒヤヒヤすることがたまにありますが。

はっきり言って1週間程度の撮影旅行ではこの2台体制は過剰装備で、これは本来は1ヶ月
スパンの長旅を想定しての構成です。もし1台に何かトラブルが発生しても、できたら最後まで
ストレスなく撮影を楽しめたらと考えての用意なんですね。私は面倒くさがりなのでまず
やらないでしょうが、今後は2台同時に稼動させて撮影する機会もたまにはあるやもしれません。

故障などのトラブルがない限り、できたらこのツイン体制を最低5年は維持したいと考えています。
おそらくその頃には5DマークⅤが発売されていて、諸々条件が整えば、そちらへ完全移行
できるのが理想ですね。マークⅣの評価がかんばしくないことを当然キヤノンはわかってますから、
マークⅤは会社の威信をかけて開発され、満を持して発売されることでしょう。気合の入ったのが
出てくるのはほぼ間違いないとして、その分、これまでの5Dシリーズとはメディアやバッテリーの
互換性のない製品になるとの予測もあります。さらにその性能アップ分が当然価格にも転嫁され、
発売当初の小売り価格は45万円~50万円をふっかけてくるのではとも推測しています。
その通りだと、もはや我々庶民感覚からは著しくかけ離れ、カメラの価格とは到底思えず、
納得はできませんよね。

   

付属品などをすべて箱から取り出した状態。もう1台とは当然ながらカメラ本体や付属ソフトのバージョンも
違っていて、取説(色など)も変わっていました。2台のカメラをまったく同じ設定にする必要はないにせよ、
最低限度の自分の決め事、たとえば色空間とか記録画質とか水準器を使うとかミラーアップする…等々は
カスタマイズして使いよいように整えました。

バッテリー情報を登録していて、手持ちの3個のうち2個が劣化レベル1(3段階の一番下)になっていることに
初めて気がつきました。まったく違和感なく使えていたのでチェックを怠っていました。おそらくその2個は
マークⅡ時代、つまり一番最初から使っていた2個だと思われ、旅行機材からは外し、今後はマークⅡ専用に
使用して余生を送らせるつもりです。残りの1個はレベル2でした。次の撮影旅行までに早急に最低1個は
追加購入しておかねばなりません。

   

これまで5D3のバックアップにまわっていた5D2(上の写真)は、今後は日常使い用(ブログ掲載写真用)
としての役割を担います。用途からすればかなり過剰スペック気味ではありますが、ここ数年5D3の
陰に隠れ、ほとんど出番のなかったことをかんがみると、新たな活躍の場を得られたと考えたほうが
いいと思います。

   

その後釜5D2の撮影が最後のお勤めとなったEOS30D、逆に5D2の初仕事が先輩30Dの
最後の勇姿の撮影です。このブログを開設する直前に初めて買ったデジタルカメラがこの
30Dでした。以来ほぼ日常使い用として活躍しこれまで一回のトラブルも発生せずに、10年以上
役目をまっとうしてくれました。正直ここまで長い付き合いになるとは思ってもみなかったよ。

5D2にトラブルでもない限り、これで現役引退、30Dは永遠の眠りにつくのです。

<!–

–>

引用元はこちらです。記事に関するご質問は引用元へお問い合わせください。https://blog.goo.ne.jp/tabinishiaraba11874/e/8d01207689a681caf98a776cd646e86e